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Mami Izawa さん

題名:「ファーストペンギン」

日本語スピーチ1 ピックアップ

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MOST GOOD 賞

織田 大志 さん

テストスピーカーが選んだベスト論評 渡辺 早苗さん

 スピーチをとてもよく分析してくださっていて、キーワードが効果的、変わりたい人たちにアドバイスし、「小さな事から始めることが宝物になる」と語った所などが心に響くパワフルなスピーチでシンプルに伝えたという意見を頂き、想いが伝わっていたと非常に読んでいて、理解してもらえている感じがしました。

良い所を上手く拾って書いて頂き、改善点でラストメッセージに注目して書いて頂いたところがとても印象的で、学びになりました。

「・・・と思います。」で最後締めくくり、なんかしっくり来てませんでした。

でもどう変えたらいいのか?作っている時、あまり思い浮かんでこなかったのですが、「言い切り」で終わるととてもいいスピーチになるというヒントを頂けました。

『飛び出すと色んなものが見つかると思います』と言って終わっていますが、最後「必ず見つかりますよ」』などという表現の方が最後の締めくくりが強調もされ、いいスピーチになると感じました。

次回以降スピーチする時は最後のラストメッセージはしっかり考えたいと思います。

他の皆様も論評していただいた方、本当に有難うございました。

選考委員ピックアップ 松本 望 さん

​「ファーストペンギン」の意味合いがスピーチの時系列の中で憧れから自分自身の在り方に変わっていっているという”自分自身の意識の変化”を端的に拾い上げており、この指摘は話し手が自分自身の話をする際、最も見出しにくい部分であり、この点を指摘することによって、そのスピーチに不足していた言外の部分、伝え逃した部分が見えてくる。

松本さんの指摘は、その部分に光を当てるものであり、今後話し手がスピーチを考えるうえでためになる論評である。ボディランゲージについての指摘も自分自身の主観と、他の人にはどう映るかという客観を織り交ぜており多面的な分析を試みている点で、多くの発見に繋がる論評姿勢である。

是非このような論評が、多くのクラブで聴けるようになって欲しい。

 TM Taishi Oda

TITLE:"I am alive"

English speech 1 pick up

Most good icon pick up

Area 11 Tseng

The best evaluations chosen by the test speakers TM Mitsunori Ota 

He pointed out what I was most interested in. That is, the sound of "puchin" feels strange. I wasn't sure about this expression, so I couldn't decide, but I thought I'd improve it by Mr. Ota's point. 

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Selection committee pickup TM Mitsunori Ota

The theme of TM Oda's speech was a little bit serious.     The message was very clear but it was a little bit difficult for the evaluator to comment on the bitter feelings of TM Oda towards his mother.     In this sense, I think TM Ota was successful in showing his sympathy.   Especially I like his last comment; that is I hope the relationship between you and your mother will be OK in the future.   I think that is the expectation that audience may have after listening to TM Oda's speech.    TM Ota mentioned this in a very positive way.    TM Ota also told us what he could learn from the speech very clearly.   This approach is great.    His constructive suggestion on onomatopoeia is specific and helpful for the speaker if the speaker is to participate in the international speech contest.

 Hiroyuki Omozaki さん

題名:「風評を語るまい語るまい」

日本語スピーチ2 ピックアップ

MOST GOOD 賞

織田 大志 さん

テストスピーカーが選んだベスト論評 Fumiya Matsunaga さん

私は実際に富岡町で除染の仕事をしながらあの荘厳な「夜ノ森の桜」が満開に咲き誇る様を目の当たりにしました。私は、あの惨状の中にありながら、何があっても微動だにしない自然の力強さと美しさをスピーチの中で象徴的に使いたかったわけです。
その表現の方法について松永さんは論評をしてくれています。
「スピーチの最後は美しい桜の描写で締めくくれば聴衆に重いしこりを残さずにスピーチを終えることが出来る」
「冒頭では桜並木の存在だけを言及し、締めの描写を厚くして満開の桜を聴衆の脳裏に描き出させればスピーチを希望の象徴で締めくくることが出来る」

私の表現したいところを鋭く指摘していただいているのでベスト論評といたしました。
 

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選考委員ピックアップ 松本 望 さん

① :改善点の提案の仕方が大変効果的で、スピーカーへの説得力がある。
表崎さんのスピーチ構成を4つのパートに分けて分析した上で、構成上、重要なパート(主張したい箇所)が他パートよりも極端に短い上に、他のパートと「乖離」していると明快に理由を述べている。この「乖離」ということばの使用が、構成の改善を強く促す効果があると思う。
② :さらに、「乖離」をなくすために、最後の重要なパートをもっとふくらませることを提案すると同時に、そのためのアドバイスを的確な具体例を挙げて紹介しており、スピーカーにスピーチの再構成に向けて取り組もうという気持ちを起こさせる効果が大きいと思う。
③ :加えてスピーチ構成上の4つのパートのうち3つのパートまでを、長すぎるとして切り捨てるのではなく、「前段としてはもったいない」、「これだけで1本のスピーチができる」と、この箇所も活かして新たなスピーチを作成することを提案。「福島県富岡町の復興の過程について、聴衆の感情を揺さぶるスピーチを作れるはずだと」励ましていることを評価したい。
おそらくは表埼さんのスピーチを繰り返し聞いたからこその提案だと思うし、スピーカーの気持ちを受け止めた大変誠実な論評になっていると思う。お手本にしたいと思う論評だ。

 Naomichi Sawada さん

題名:「無名の達人」

日本語スピーチ3 ピックアップ

MOST GOOD 賞

織田 大志 さん

テストスピーカーが選んだベスト論評 松本 望 さん

 正直言ってどの論評にも一番を上げたいクオリティでしたが、松本望さんの論評では、私が潜在的に持っていた悩みである、「より良いストーリー展開、含めるべきメッセージ」を「こうしたらどう?」といったフィードバックを例を交えて伝えてもらい、掘り起こして貰えた気がします。
 松本さんの論評で掘り起こしてもらった部分を含めると、自分としてさらに納得のいくスピーチに仕上げられると確信します。

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選考委員ピックアップ 二宮 なりゆき さん

次の2点で強く印象に残った論評でした。

①:澤田さんのスピーチへの改善点としては、初めて「動機を」入れよう!と指摘した論評だったこと。

②:①の改善点をスピーカーが実行するに際しての具体的なアドバイスを紹介していること。

以上2点から、二宮さんが澤田さんのスピーチを「とてもいい」と思っており、だからこそ、もっともっと磨きをかけてコンテストに出場して欲しいという二宮さんの「想い」が表れている論評だと思いました。さらに、結果として、(二宮さん自身、気が付いていないかもしれませんが、)二宮さんの「動機を入れる」というアドバイスは、他の論評者から指摘されていた澤田さんのスピーチには「メッセージ性が足りない」という弱点をしっかりと補い、澤田さんのスピーチがさらに力強いものへと飛躍する可能性につながると思いました。とても心に残る論評でした。

日本語スピーチ4 ピックアップ

      Taishi Odaさん

題名:「トーストマスターズクラブに参加しよう」

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MOST GOOD 賞

丸山 恵美 さん

テストスピーカーが選んだベスト論評 Fumiya Matsunaga さん

前半、ナンバリングは欲しかったと思いましたが、それでも「聴衆の心に訴えてくる力強さがある」「うんうんと頷きながら最後まで聴くことができた」と沢山褒めて頂きました。改善点も「スピーチの対象」という観点から、もっと用語、例会の説明があった方が良いと、具体的な提案まで頂きました。ありがとうございます。

選考委員ピックアップ Fumiya Matsunaga さん

話し手が一番知りたいのは、自分のスピーチ全体に対してどう思ったか、何を感じたか。そこをまず最初に伝え、その理由はというかたちで踏み込むことで、論評を受け入れやすい体制を整えている。話し手の意図をしっかり受け取り、そのうえで共感することは話し手にとって何よりの励ましとなり勇気付けているところが素晴らしい。

また本スピーチの違和感として、想定している聴衆と実際の聴衆のズレという指摘は、Matsunagaさんが話し手と聴き手の関係に留まらない第三者(その二人を横で客観的に観ている人)という立場を取れているからこそ見えてくる指摘であり、こうした視点から指摘をしてもらえることは、話し手にとっては大きな財産となる。

スピーチの観点は大きく3つ。聴き手として正面から聴き、話し手のつもりで聴き、そして第三者として脇から聴く。そうすることで、スピーチへの考察はどこまでも深くなる。その視点を提示できる論評であった。

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